遠山の金さんがマクド○○○のハンバーガーを食べているシーン、銭形平治がタクシーに乗っているシーンなんて見たこと無いでしょ?
日本人を取り巻く生活は、この200年前後で大きく変わったことは明らかです。
この変化が日本人の健康にも大きな影響を与えています。肥満はそのひとつの現れ
と考えられます。
それでは次の式を見て下さい。
〈食べた量〉ー〈運動した量〉ー〈基礎代謝量〉=あまった栄養=肥満
■食べた量
これは文字どおり口から入ったもののカロリーのトータルです。
食事だけで無く、くだもの、お菓子、アルコール類など口から入るもの全てを含みます。
カロリーの無い食べ物はほとんど無いと考えて下さい。
■運動した量
運動や体を動かした事で消費されたカロリー。
■基礎代謝量
全く動かなくても人間が生きていく上で消費されるカロリーです。
★要するに余った栄養分が脂肪となり、肥満につながって行くという事です。特別に油っこいものを食べなくても、食べたものの量が多いと脂肪として体にたまります。
体の脂肪分の正常範囲は、成人男性では体重の15〜20%、成人女性では体重の20〜25%。男性の場合25%、女性では30%を越えると肥満と判定されます。つまり脂肪が多すぎる事を肥満というワケです。ですから体重が正常でも実際は肥満という場合もあります。逆にスポーツ選手などの場合は体重がオーバーしていても筋肉が多くを占めているので肥満とは判定されない場合もあります。
(1)ブローカの変法:(身長(cm)-100)x0.9
(2)新しい標準体重計算法(第12回日本肥満学会,1991)
(身長(m)の二乗)x 22
計算する時は身長がm(メートル)である事に注意して下さい。
*いずれも出てきた数字の±10%を正常範囲とします。
(3)比体重:体重(Kg)/身長(m)
(4)ケトレーまたはカウプ指数、BMI:体重(Kg)/身長(m)の二乗
→国際的な指標として使われています。
正常範囲:男性20-25、女性19-24
BMIが22の人が最も長生きするというデータがあります。
また26.4以上あれば肥満と判定されます。
(5)ローレル指数:体重/身長の三乗
→身長の高い人では肥満を見逃し、低い人では正常でも肥満と判定される傾向があります。
というところで、現状ではBMI(Body Mass Index)が肥満の尺度として用いられる事が多くなっています。
さあ!パソコンを持ち出して自分のBMIを計算してみましょう!!