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2005年03月05日

ポルノ映画館に行った

 「趣味:映画鑑賞」と書くヤツは多い。しかし俺様は、そういう安易なヤツラとの差別化を図るべく、映画の極北・ポルノ映画館へと足を運んだのだった。ポルノ専門映画館にいったのは俺様の人生において初である。

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 行った映画館は和歌山市内の某映画館。県内に残る唯一のポルノ専門映画館だ。上映作品は以下のとおり。


「団鬼六 人妻なぶり」
製作:オリエント21 配給:にっかつ
1987年度作品 上映時間:1時間11分
出演:長坂しほり/八田玲奈/瞳さやか/川上順子
「杉本彩 花と蛇」
製作:東映ビデオ 配給:東映ビデオ
2004年度作品 上映時間:1時間55分

 初のポルノ映画館体験だというのにいきなりのSMフルコースd202。まあそれぞれの内容については触れるまい。劇場公開のポルノ映像でどうこうなるほど俺様はもうウブじゃない。杉本彩は去年普通の公開館で見たっちゅうねん。俺様が興味があったのは、映画館の中はどんなんかなーて事だったわけだ。

 手元にだけ穴の開いたチケット売り場で1700円を払い、外の騒音の事はあまり考えていないらしい薄めの扉を開けてとりあえず入場。普通の映画館と同じく、壁面には公開予定エロ作品のポスターがドドッと張られている。なかなか壮観だ。トイレの前にはゴムの自動販売機。なぜだろうと思ったが後にその理由が分かる。

 作品の切れ間を漏れ聞こえる音で見切って客席へ突入。作品の間に明転はなく、一本終わると場内は暗いまま次の作品が始まるようだ。目を凝らすと、結構客が入っている事に驚く。一番後ろに立ってしばらく観察すると、客の何人かがタバコを吸いながら見ていた。どうりでなんとなくタバコ臭いはずだ。それから、会場を頻繁に出入りする観客が多数。奴等はどこへなにをしにいっているのだろうか。

 じっくり観察していると、さらに気づく事がある。そばを歩く客がいちいち俺様の顔を見るのだ。見かけない顔だ、ということだろうか。物凄く気分が悪い。
 それから、場内のあちこちで、ライターを付けたり消したりしている客が何人も居ることも目に付く。あっちでボッ、こっちでボッ・・・何かのサインだと直感で感じた。何のサインかは考えたくも無い。
 また、場違いに思える女が1人居て、席を頻繁に移動し、携帯電話を開けたり閉めたりしていることにも気づいた。隣の男性客にそれを見せて回っているようだ。ハハン、と思って俺のところにきたら何を話してやろうかと考えたが、結局俺様のところには来なかった。席に座っていれば何か展開があったかもしれない。

 単純に映画館として考えた場合、鑑賞環境は予想以上に悪かった。タバコが煙るわ、頻繁に席を移動するわ、バタバタ音を立てて歩くわ喰うわ。固定客はいるようだが、マナーがまるでなってない。

 ひたすら垂れ流されるエロ映像に、一息つこうと通路に出てタバコを吸っていると、先程の携帯電話の女が、ちょっと距離を置いて男が、トイレの方へ歩いていった。

 今日思い知らされたこと。
 エロは、自宅で早送りボタンを適宜押しながら見るのがベストだ。

by taomasa : 2005年03月05日 19:29 : [ よもやま200501-03 ]

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