The Primal Conspiracy

　仕事に集中したいのに、出来ない。この前ポロッと表面に出された言葉がずっと、俺様の心を捉えている。望んでるもなにも、忘れるもなにも、だったら何故そういう事を言うのだ、と。一瞬でもそっちに引き寄せられた俺様の気持ちは、もはや、修復しようがないほどそちらにふっている。まあ多分今、最悪の状況である。
　今週デカいのを2プロジェクトほど抱える予定。チャンスなのか。

　きのう、友人が息を切らせて電話してきた。いまニノミヤムセンにいるんだが半額で買ってヤフオクで売れば儲けが出るソフトは何なんだ、と聞いてくる。ああ、WindowsはOS、MacはAdobe押さえとけば、って答えたんだけど、なるほど、ニノミヤムセン大変だな。
ニノミヤ完全閉店処分セール
　死肉に集まるハイエナのごとく、鋭い嗅覚だけで生きていく彼を、俺様はある意味尊敬している。やり方が違うから一緒にはやっていけないが、それには俺様の場合マネできないつう意味も少し含まれている。

　「彼は私のIT担当です」といわれカチンと来た。若い頃は「少しくらいは価値観が違うほうが面白い」と強がっていたものだが、これが要するに「価値観が違いすぎる状況」いうヤツなのか。有象無象と一緒にされちゃあかなわん、俺様もさっさと列車を降りる事にする。
　ああ、カルシュームが足らんなあ最近。

　どっか遠くに行っちまいたいと最近思う。日帰りなんぞ出来ないような、今まで一度も行った事ないような遠いところで、特に目的もなくうろついて、ちょっとした事に嬉しくなったりして、面倒な事は忘れられて、そういう「旅」というものを、自分の懐に取り戻したい。