和歌山労働基準局が県内企業100社を対象に行った調査によると、大企業なみの10連休を実施するのは2社、平均連続休暇日数は5.7日であった。
調査は従業員30人以上の100事業所(製造業50事業所、非製造業50事業所)を任意に抽出し、電話聞きとりで行われ、3日以上連続した休日・休暇を「連続休暇」と定義している。
調査の結果、4月26日から5月13日の間に連続休暇を実施する事業所は、製造業・非製造業とも96%で、平均連続休暇日数は5.7日であったが、「連続休暇日数は4日間」が全体の43.8%で、「通算休日日数は7日間」が49%を占めている。
これを今年のカレンダーにあてはめると、4月27・28・29日(土・日・みどりの日)の3日間と、5月3・4・5・6日(憲法記念日・土・日・振り替え休日)の4日間となり、全体の半数近くの事業所が「カレンダーどうり」を実施していることがわかった。
一方、10連休を実施するのが2社、9連休が2社、8連休が3社となっており、このうち和歌山市の情報処理業「和歌山日本電気ソフトウェア」は4月27日から5月6 日までの完全10連休とし、また、和歌山市の電機機器製造業「和菱テクニカ」は5月2日(木)を全社的に有給休暇をとる形で休日とし10連休を実施する。
この調査結果に関して、年間休日日数を増やす施策を進めている和歌山労働基準局は「ゴールデンウィークにおける連続休暇の普及・拡大について特別な配慮はほとんど見られない」とご不満だが、 サラリーマンの中には「不況で仕事がなく実質的に連休続き」と言う声や、「リストラにあって毎日が日曜日になるよりは、仕事をして休日出勤手当や残業手当を稼ぐほうが良い」と言った声も聞かれるようだ。あなたの職場はいかがですか?。