科学技術庁は昭和34年から各都道府県別に、子供たちの創意工夫の育成に成果を上げた小中学校を讃える「創意工夫育成功労学校表彰」を行っており、今年度和歌山県では新宮市の緑丘中学校が長官賞に選ばれ、24日県庁で西口知事から中西實年校長に、表彰状とメダルが伝達された。
緑丘中学校は平成3年にパソコンクラブを開設し、情報化教育に取り組んでおり、平成5年には子供たちが先生の指導により、塩化銅の電気分解をパソコンでシュミレーションするプラグラムを作り、県発明協会奨励賞を受賞している。
また、技術家庭科の授業では、生徒が3人一組となり、パソコンで作成した問題を学習を行っており、このようなクラブ活動や授業での創意工夫が評価されたもの。
また、この日は同時に、繊維を起毛する機械のオートメーション化に成功した和歌山市の南海鐵工に科学技術庁の「注目発明認定書」が伝達された。