世界リゾート博記念財団(仮谷志良理事長)は、去年に引き続いて今年も8月に中学生320人をイギリス・フランスへの研修旅行に送り出すことになり、5月7日から参加希望者の募集をする。
研修旅行は8月19日から27日までの9日間にイギリスとフランスを訪れるもので、イギリスでは私立高校での英語研修やロンドンの大英博物館の見学などを予定、また、フランスではパリのルーブル博物館を見学するほか、和歌山県が友好提携を結んでいるピレネーオリアンタル県の中学生との交流会などが予定されている。
今回の事業費は1億4000万円、研修参加人員は320人となっており、参加希望者は今月7日から20日までに、在籍する中学校に保護者の同意書および志望動機を綴った作文を提出し、その後市町村別に公開抽選が行われ参加者が決定する。
世界リゾート博は平成6年に和歌山市の和歌山マリーナシティで開催され、地方博としては異例の294万人の入場者を集めた体験型の博覧会で、財団は博覧会の収益金31億3500万円と和歌山県の出資金5億円で去年4月に設立された。