和歌山県、奈良県、三重県の知事が紀伊半島の広域的な発展と課題について意見を交わす「紀伊半島知事会議」が8日、那智勝浦町で開かれ、「太平洋新国土軸」の早期実現を働きかけていく事を決めた。
紀伊半島知事会議は、国土軸から離れている地域の地理的なハンディを克服し、紀伊半島の資源を生かした特色ある発展をはかるための課題について意見交換するもので、昭和56年に初めて開催され、今回で7回目を数える。
今回は平成5年以来3年ぶりの会議となり、伊勢湾口道路と紀淡連絡道路を含む「太平洋新国土軸」の早期実現を国に対して共同で要望していくことや、来年秋までに災害時の支援活動を目的とした協定を締結すること、さらにインターネットによる紀伊半島の観光情報の紹介及び、3県共同イベントの開催などを決めた。
また、今後はこの紀伊半島知事会議を毎年開催し、具体的な課題をそれぞれの担当部局で検討していく事で意見が一致しました。
明日9日は、同じ那智勝浦町で、3県教育教育長会議が開かれる。