和歌山税務署は16日、平成7年の県内の高額納税者を公示したが、最高納税額は昭和63年以降はじめて2億円を割り込んだ。
和歌山税務署の公示によると所得税額1000万円以上の納税者は去年より5人多い605人で、うち5000万円以上は去年より3人多い15人、1億円以上は2人多い5人となっている。
しかし、最高納税額は昭和63年から去年まで連続7年連続2億円を超えていましたが、今年は和歌山市の島精機製作所代表取締役 島 正博さんの1億2113万円が最高額で、島氏は平成2年以来2度目のトップとなった。
また、例年税額ランキングの上位をしめる土地譲渡による高額納税者は33人と去年と同数だが、今年は上位3人の中に土地譲渡による納税者はなかったが、これも例年ランキングの上位に顔を出す医師は和歌山市の須佐忠史さんが、所得税額1億595万円で3位となっている。
このほか著名人では、去年海南税務署管内に住所を移したガンバ大阪の磯貝洋光選手が税額2334万円で海南税務署の10位に顔を見せている。
ちなみに、所得税1000万円の収入というとサラリーマンなら、年収およそ3800万円に相当する。 これまで1000万円以上の納税者が一番多かったのはバブル全盛期の平成2年の1214人。