有田川の観光鵜飼が今年も来月1日にオープンする、本場を目前に控え鵜たちは現在特訓中。
有田川の鵜飼は長良川の鵜飼と異なり鵜匠自らが川に入り、右手にたいまつ、左手に手綱をもち一羽の鵜を操る徒歩(かち)漁法と言われるもので、県の無形文化財に指定されている。
有田川鵜飼協同組合は、毎年夏場に観光鵜飼を行っており、有田川に浮かぶ屋形船と川面に揺れるたいまつは有田地方の夏の風物詩となっており、京阪神からもたくさんの観光客が訪れてる。
今年も6月1日に鵜飼開きが行われ、アユの遡上とともに本番を迎えるが、6人の鵜匠はいま鵜の訓練の仕上げに追われている。
と言うのも、鵜飼で活躍する鵜は一夏を過ごすと次の年には魚を捕らなくなる習性があるため、毎年体長60センチ程度の大型の鵜を捕獲し、およそ2カ月かけて訓練しているが、鵜匠歴30年の寺杣富二さんは「今年は元気な鵜が多いので、例年にも増して楽しんでもらえるでしょう。」と話している。
問い合わせ 有田川鵜飼協同組合 TEL 0737-88-5151