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●和歌山商議所 商店街の活性化に空店舗活用95/12/5


和歌山商工会議所は和歌山市の北ぶらくり丁商店街の空店舗を利用して商店街の活性化につなげる実験的な店舗を出店しました。

和歌山市の北ぶらくり丁商店街はおよそ六〇店舗のうち八店舗が空店舗となり商店街の低迷が続いています。

そこで和歌山商工会議所はどんな業種の店舗を開設すれば客足を取り戻せるのか探るために中小企業庁と共同で閉店中の店舗三店を来年三月まで賃貸して店舗を運営する経営者を公募しました。

今回、一八業者が試験店舗の経営に応募し、このうちファーストフード店とポスターや絵画を扱うインテリアショップ、それに工場アウトレットの子供服、婦人服の販売店の三店舗が開店しました。

三店舗はいずれも商店街になかった商品を扱い、ファーストフード店とインテリアショップは若者向け、衣料品店は主婦層をと購買層を絞り込んでいるのが特徴です。

試験店舗は来年三月までテナント料が無料となっていますが、将来テナント料を払いながら店舗を経営していけるかどうか、また、この試験店舗が呼び水となり商店街に客足を呼び戻せるかどうか、今後の成りゆきが注目されています。


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