近畿自動車道紀勢線の有田郡広川町〜御坊市間13キロが3月30日に開通する事が決定した。 この湯浅・御坊道路の開通により、御坊市〜和歌山市がおよそ35分、御坊〜関西空港がおよそ1時間、御坊〜名神高速吹田ジャンクションが1時間30分で結ばれる事になる。
また、御坊以南の田辺市からは和歌山市まで1時間10分程度、白浜から和歌山市までは1時間30分程度になると見られている。
利用料金は広川・御坊間13キロが普通車で450円と設定されており、海南〜吉備間10キロが920円と言うことを考えると、かなり安いと言えるが、和歌山市・御坊間は2070円となり、割高感は免れない。
紀伊半島を一周する自動車道路の早期完成が望まれているなか、広川・御坊間13キロは事業化から9年で完成した。これまで海南・湯浅間10キロが12年、吉備・広川間6.6キロが10年かかっており、今回の工事はかなり速いと言える。この最大の要因は用地買収が4年で完了した事が上げられる。