海南インテリジェントパークで最初に操業する紀州技研工業の研究所が完成し27日、現地で竣工式が行われた。
国と県、海南市などが研究開発型企業を誘致するために海南市赤坂に造成した海南インテリジェントパークには、情報処理サービス業のトランス・コスモス、近畿大学研究所、南海通信特機、紀州技研工業の四施設が進出を決めており、このうちトップをきって和歌山市の精密機械メーカー紀州技研の海南テクニカルセンターが完成し、27日の竣工式では釜中甫干(かまなか・としゆき)社長や石田真敏海南市長らがテープカットをして完成を祝いわった。
この海南テクニカルセンターは敷地面積5893平方メートル、床面積677平方メートルの総工費3億6200万円の閑静な施設で来月初旬に操業を開始する。
当初は研究員一五人で紀州技研の主力商品 梱包用インクジェットプリンターやレザープリンター、プリンターインクなどの研究開発をする事になっており、釜中社長は静かな環境と最新の設備で業界最高の技術を目指すと話している。