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●南紀白浜空港東京便、好調な出足、問題は6月か 96/3/29


南紀白浜空港のジェット化開港以来、日本エアシステムの白浜東京便は平均利用率が83.9%と予想以上の好調な立ち上がりとなっている。

日本エアシステム和歌山支店のまとめによると、3月9日から24日までの16日間で、白浜東京便の利用客は7193人で利用率は83.9%と航空便の採算ベースと言われる65%を大きく上回っている。

特に、東京発の便は団体利用客が重なった20日には午前の便、午後便とも満員だったのをはじめ、32便のうち6便が満員で、平均利用率も95.2%と非常に好調です。

一方、当初から利用客の需要が心配された白浜発の便は平日の午前の便に30%台の日が見られるものの満員の便も2便あり平均利用率は74.7%と当初の予想60%を上回っている。

日本エアシステム和歌山支店は「東京発の便は県や地元自治体の観光キャンペーンが効いて、旅行会社各社も南紀のパック旅行に力を入れた結果」と見ている。

また、白浜発の便についても「田辺・白浜より南の地域、特に新宮市や那智勝浦町から東京に出る潜在的需要があるのでは」と話している

しかし、4月の予約率が40%程度に落ちている日もあることから、「今は一種のブームのような状態で、観光客が減少する6月以降にどれだけの利用実績を残せるかが課題。」としている。


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