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●地元就職を促進する「わかやま企業ウォッチング」に70人参加 96/2/23


Uターン地元就職を希望する学生を、和歌山市の優良企業に案内する「わかやま企業ウオッチング」が23日行われ、和歌山市はもとより関西圏の大学や短大、専門学校の学生らおよそ70人が参加し、 島精機製作所、ノーリツ鋼機、チェーンストア・オークワなど8社を訪問した。

大企業が採用を手控えている事もあって、学生たちのUターン指向は根強いが、「ふるさとに就職先が少ない」「地元の企業の情報が少ない」などと言った声が多く聞かれる。 そこで、和歌山市と和歌山商工会議所は、地元企業と産業界の現状を学生たちに見てもらうために、一昨年からこの事業を行っており、今年は270人あまりの参加応募があった。

参加者は再来年の春、大学、短大を卒業する学生に限られているため、訪問した企業での質疑応答では、海外での営業の体制や女子営業職の採用の意向など具体的な質問がされていた。 しかし、今日の参加者は短大生や専門学校生が多く、島精機製作所やノーリツ鋼機など4年制大学の理工系学生の採用を考えている企業との隔たりは隠せない感があった。

企業訪問のあと、和歌山人事処遇研究センターの太田昭弘代表が「今、企業は、どのような人材を求めているか」と題して講演を行い、「21世紀の社会では、どんな人とも感情を省いた議論ができ、肯定的な自己表現がてきる人が求められている。」と話した。

また、学生が就職先を選定するのに際してチェックする点として、
・なぜ人材が欲しいのか
・どんな人材が欲しいのか
・どのように人材を活かすのか
・他社と比較してこの会社がどうゆう事に秀でているのか
・若者にたいしてどう思っているのか
の5点をはっきり説明できる企業が好もしいと述べた。


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