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●和歌山ニット商工協同組合、4月に情報ネットワーク事業立ち上げ 96/3/25


和歌山ニット商工業協同組合青年部(宮本 晃会長)は産地のアピールと全国の同業者との情報交換を進めるため、4月12日にインターネットWWWとパソコン通信による、情報ネットワーク「KNIT-NET」を立ち上げる。

和歌山は丸編みニット生地の生産量と技術力で、全国トップレベルの産地だが、最近は東南アジア各地の産地の台頭により、産地の優位性を生かせない状況に陥っている。 このため、和歌山ニット商工業協同組合は丸編みニットの先端技術を他の産地に先駆けて発信することで、和歌山の産地としての優位性を取り戻す試みを行う。

インターネットのホームページでは「和歌山ニット王国」をアピールする内容を、またニフティサーブに開設するホームパーティでは、全国各地の産地と流行の情報などを交換する「掲示板」と、各地の優良同業者と連絡を取り合うことで生地原料や生産設備の有効利用をはかる「会議室」が開設される事になっており、宮本会長は「全国の産地に呼びかけて、ネットワーク上の新しい企業集積を目指す。」と話している。

和歌山ニット商工協同組合は4月12日午後5時から、和歌山ターミナルホテルで開設記念セミナーを開き、中小企業診断士の小寺正典さんの講演とネットワークのデモンストレーションを行う事にしている。


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