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●川辺町、三百瀬工業団地に初の誘致企業決まる 96/3/19


日高郡川辺町にの三百瀬工業団地に、大阪府貝塚市の機械工具メーカー、ニシキ合金(株)(高石賢一社長)が企業進出する事がきまり、22日に調印が行われる。

企業進出するニシキ合金は、資本金1000万円、従業員22人の中堅企業で、超硬合金やセラミックを利用した機械工具の製造販売を行っている。 主力商品は缶ビールや缶ジュースの缶を作る機械で、平成7年8月の決算では年間売上げ2億8000万円で昭和39年から住友電気工業の指定協力工場となっている。

今回ニシキ合金は0.9haの用地を取得し、まず、1100平方メートルの工場建物を建設し、従業員9人(うち地元採用7人)で、今年12月に操業する予定。 初期投資は36億6000万円、操業初年度の売上げは1億2000万円を見込んでいるが、平成13年には従業員を20〜25人に増やし、3億5000万円の売上げを目指している。

三百瀬工業団地は、今月30日に開通する湯浅・御坊道路の川辺インターから6キロロメートルの山間部に川辺町土地開発公社が造成した2区画3haの工業団地で、平成7年10月に造成が完了し、川辺町と県企業立地課が進出企業を探していた。

三百瀬工業団地には、あと1区画2.1haの用地が残っており、また昭和59年に川辺町が造成したままで手つかずの玄子工業団地(2.3ha)が残っているが、川辺町開発振興課は、「厳しい経済情勢の中、早々とニシキ合金の誘致が決まったのは高速道路のメリットが大きいと言える。これが呼び水となって新たな企業誘致に弾みがつく事を期待している。」としている。


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