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●春闘スト、御坊南海バス以外はスト回避 96/3/27


県内の中小私鉄10社が予定していた27日の24時間ストは、和歌山バスが26日の午後7時15分に早々と交渉が妥結したのをはじめ、御坊南海バスを除く9社が今日の始発から平常運転された。

しかし、御坊南海バスは会社側が示した、経営の合理化案で組合側との折り合いがつかず、交渉は一次中断し、あらためて交渉を行う事になった。このため8時50分にスト中止指令が出されたが、始発から37 便およそ200人の足に影響がでた。

また、有田鉄道はストが回避されたが交渉がまとまらず、今月30日に第二波ストが行われるかどうか微妙な情勢。

今年の中小私鉄バスの春闘交渉は、厳しい中にも労使の歩み寄りが見られ、ベースアップ額では和歌山バスは去年を50円上回る9100円で、大十オレンジバスは去年を670円上回る5000円で交渉が妥結した。

しかし、紀南の熊野交通は阪神淡路大震災の影響で収益が減少した事をうけて、去年を900円下回る5100円で交渉が妥結した。


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