海南商工会議所は海南市の概要や地場産業の情報をマルチメディアで発信するために CD-ROMを制作し全国の商工会議所や図書館に配布した。
このCD-ROMは「WIN21」と言い、海南商工会議所が「中小企業イメージアップ対策事業」の一つとして1550万円をかけて制作したもので、実際の企画制作は第三セクター会社の和歌山・海南地方情報産業センターが担当した。
CD-ROMには石田海南市長のメッセージに続いて、海南市を代表する地場産業の日用家庭・家具・漆器の現状を動画で紹介するストーリー編と、地場産業の歴史や技術に関するデータバンク編が収められている。
ストーリー編、データバンク編ともに実写のビデオ映像とコンピュータグラフィックそれに音声を駆使した作りで、総データ量が640Mの大作になっている。
海南商工会議所は今回この「WIN21」を2000枚作り、全国の商工会議所や図書館、県内の教育機関に配布したほか、インターネットでも和歌山海南地方情報センターのホームページを通じて見られるようにしている。
また、このほか海南商工会議所は「ふるさと情報発信事業」として「魅力ある街、海南」をPRするビデオとパンフレットも制作して配布することにしている。
※CD-ROMはハイブリッド仕様で、DOS/VとMACに対応しているが、スムーズな画像と音声を得るた めには4倍速CD-ROMプレイヤーが必要。