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●南部川村、「うめ21研究センター」全国半島振興市町村協議会賞に 96/4/3


紀州南高梅の本場、南部川村が90年に開設した梅の栽培や加工を研究する、「うめ21研究センター」が、半島地域活性化優良事例表彰の全国半島振興協議会長賞に選ばれた。

「うめ21研究センター」は特産の梅を全国ブランドに育てるために、村が2億5500万円で建設した施設で、77haの試験農園と800平方メートルの研究棟を設備し、専門研究員が梅の品種改良や加工技術の工場の研究に取り組んでいる。

半島地域活性化優良事例表彰は、紀伊半島や能登半島など半島振興法の適用地域に指定されている23の地域で、地域の活性化に功績があった団体や個人に贈られる。

「うめ研究センター21」は施設のオープン以来、梅農家の後継者育成、とくに都会からのUターン組の増加に役だった点が評価されたもの。

また、南部川村は梅の歴史や梅干しの加工工程を展示して、「日本一の梅の里」をアピールする梅振興館を来年夏のオープンを目指して4月中に着工する。

この梅振興館はおよそ8億円をかけて国道42号線沿いに建設されるもので、鉄筋4階建て延べ1455平方メートルの建物には、「梅と南部川村の歴史ゾーン」「南高梅の資料コーナー」「物産販売店」「レストラン」などが開設され、日本一の梅の里にふさわしいシンボルが誕生する。


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