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●和歌山大学システム工学部開学、3学科192人入学 96/4/8


地元産業界待望の和歌山大学システム工学部が開学し、8日和歌山市の県民文化会館で全学合同の入学式が行われた。

システム工学部は、情報通信学科・光メカトロニクス学科・環境システム学科・精密物質学科・デザイン情報学科の5学科で編成されるるが、来年開設される2学科を除く、情報通信学科・光メカトロニクス学科・環境システム学科の3学科が開学し、あわせて192人が入学した。

8日は和歌山市の県民文化会館で、教育学部、経済学部、システム工学部の合同入学式が行われ、浅野が学長は「個性を磨き、創造力をつけ、自分自身で現実を分析する力をつけて欲しい」と式辞を述べるた。

システム工学部は各学科の定員はそれぞれ65人で、国立大学の理工系学部としては最も小規模だが、 これまでの理工系学部のように、単一の分野をより深く研究するよりもむしろ、複数の領域にわたる研究を通じて、よりフレキシブルな人材を育成する事に重点を置いている。

また、聴講生制度や研究生、受託研究員の制度など、民間企業の人材育成の門戸も開かれており、地元の和歌山商工会議所は、3月に産学交流センターを開設しシステム工学部の教授、助教授陣との技術交流を目指している。

ところで、システム工学部3学科の初年度の入試状況は、前期試験、後期試験あわせて、受験者数が641人、平均競争率は3.28倍と比較的広い門いなり、また入学者も光メカトロニクス学科で1人、環境システム学科で2人の欠員がでたが、和歌山大学は「新設の学部と言うことで受験生も様子ながめと言ったところでしょう。」と、来年度以降の定員確保は心配していない様子。


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