SEM対策とは?
〜Search Engine Marketing〜
インターネット白書2005によると、2005年2月調査時点での日本のインターネット人口は7000万人以上、利用場所や接続場所を問わないインターネット世帯浸透率は82.8%、自宅の機器で接続して利用しているインターネット世帯普及率は55.4%(ブロードバンド(高速通信)世帯普及率は36.2%)という発表がありました。いずれも伸びは鈍化してきているものの、着実に増加してきているようです。
さて標題のSEM対策とは、検索サイトから利用者がある特定のキーワードで検索をかけた場合に、それが自社と非常に関連性の強いキーワードのときは、検索結果の上位に表示されるようにあらかじめ対策を講じておくことをいいます。
SEM対策には、次の3つの対策が存在しますが、ここでは利用者のシェアが70%以上といわれるYAHOO!JAPANを例に取り上げてみます。なお利用者は、YAHOO!JAPANの検索結果であっても、3〜4ページまでしか見ないという人がほとんどだといわれています。
1 PPC(Pay Per Click)広告(もしくはリスティング広告ともいわれています)
YAHOO!JAPANでは、検索結果をスポンサーサイトとして上位表示しますが、overture(オーバーチュア)が独占的に取り扱っています。
overtureでは、広告主が事前に特定のキーワードを入札で指定(最低9円から)しておいたうえで、消費者がそのキーワードで検索をかけた場合に入札単価の高い順に検索結果を上位表示し、かつ、広告主のホームページが選択されたときに課金するシステムを運営しています。キーワードは、単語を2語か3語で指定するのが一般的のようです。
2 ディレクトリ登録
検索サイトのカテゴリーに登録することですが、現在YAHOO!JAPANでは、ビジネスエクスプレスが独占的に運営しています。1回の審査料は、52,500円です。
3 検索エンジン最適化(Search Engine Optimization=SEO)
自社のホームページが検索結果に反映されるように、ホームページなどに工夫を講じておくことをいいます。少し専門的過ぎるかもしれませんが、これには次のいくつかの方法が考えられています。
(1) タイトルタグ
タイトルタグに有効なキーワードを入れておく。全文字数は21文字までに留める。社名だけになっていないかをチェック。
(2) CSS(Cascading Style Sheet)の利用(html設定内容の外部ファイル化)
自社ホームページの上位に有効なキーワードを散りばめておくこと。
(3) alt属性をつける
トップページに使用している画像すべてにalt属性をつける。面倒だが、これだけでも効き目抜群とのことです。
(4) ブログ開設
日々更新される日記的なWebサイトの総称。
(5) メールマガジン発行
メルマガにも自社ホームページアドレスを入れておく。
(6) 相互リンク
他社ホームページに自社ホームページのリンクを張ってもらう。
SEM対策の個別事例やホームページの戦略的活用法について
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