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台湾語の特徴
文法的には中国語と似ています。
台湾語は元来文字を持たない言語です。そのためローマ字で表記したり、発音の似た漢字をあてはめたりしています。
声調(音の高低のパターン)は7つあって中国語より多いです、
またやっかいなことに「転調」と言って単語はその単語を一語だけで発音する時と文中で続けて発音する時は声調が変化します。
語彙面ではかつての日本による植民地統治の影響から日本語からの借用がかなり混じっています。
例えば、「オジサン」、「オバサン」などです。
台北と台湾中南部では多少の発音の違い、語彙の違いがあります。
例えば「日本」は台北では「リップン」、中南部では「ジップン」。
それと広東語独特の漢字があります。例えば「有」という漢字の「月」の部分から横線2本を取り除いた漢字、「モウ」と発音して「無い」の意味。
台湾語学習のポイント
台湾語には決まった表記体系が確立されていないために学習書によって表記法がまちまちなのがわずらわしいです。
上述の「転調」があるためこの規則を覚えるのは大変に思われますが、これは文例をたくさん暗記していくうちに自然と身につきます。
日本語でも転調があって「東京」と「銀行」という単語をそれぞれ発音した時と、「東京銀行」 と続けて発音した時は「「銀行」の音に変化がおこるようなものです。
日本人は特に意識しないで自然とやっていますが外国人が日本語を学ぶ時はやはり日本語の転調はやっかいだと聴いたことがあります
台湾語の学習教材
日本では台湾語の学習教材は少ないですが台湾の書店に行けばかなりあります。
特に台湾大学近くの「南天書局」という本屋さんには数多くあります。
なおこの南天書局
には客家(はっか)
語関係の学習書、かなり古い時代の台湾語関係の復刻版もあります。
書籍名 |
はじめての台湾語 |
著者 |
趙怡華 |
出版社 |
明日香出版社 |
価格 |
¥2,415 |
tamaのおすすめ度 |
★★★★★ |
tamaコメント |
書籍名 |
台湾語会話 |
著者 |
樋口靖 |
出版社 |
東方書店 |
価格 |
¥2,310 |
tamaのおすすめ度 |
★★★★ |
tamaコメント |
書籍名 |
東方台湾語辞典 |
著者 |
村上嘉英 |
出版社 |
東方書店 |
価格 |
¥6,300 |
tamaのおすすめ度 |
★ |
出版社コメント |
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